ジンバブエへの旅(ホテルにて)

ジンバブエへの旅(現地到着まで)」の続きです。

ホテルのチェックイン時に、ちょっとしたゴタゴタがあった。



ホリデーイン ハラレ

私は日本でホテルの予約時に、ネット上でクレジットカード情報などを入力した。

普通ならそれで決済がされるはず。

でも不安だったので、日本語で対応してくれるインフォメーションセンターに何度か問い合わせをした。

質問「支払は予約時に済んでいるんですか、支払額は予約時のレートですか、それとも宿泊時のレートですか」(ホテル代はドル表示だったので)
回答「お支払いは予約時に済んでいます。予約時のレートで決済されます」

質問「ホテルにチェックイン時に、何か予約を証明するプリントなどを持って行った方がいいですか?」
回答「特に必要はないです。ただ予約時に使ったクレジットカード、お客様の場合JCBカードですが、カードの提示を求められますので、同じカードを持って行ってください」

質問「ホテル代の請求は、既にカード会社にいっていますか?」
回答「請求は予約時から宿泊時の間にされますが、どのタイミングで請求されるのか私共にはわかりません。カード会社に問い合わせて頂くことになります」

カード会社に問い合わせた結果、まだ請求はあがってきていないとのことだった。

さて、フロントに行き、予約をしていることを伝えると、
「何か予約した時のプリントを持ってきていないか?」
と言われたので、念のためにプリントアウトしていったものを見せるも、日本語なのでよくわからないようだった。

「支払いは済んでいるのか?」
と聞かれたので、
「済んでいる、クレジットカードで」
と答えると、カウンターの向こうでバタバタし始めた。

問い合わせの電話をしたり、
「奥に来てください」
と奥の部屋に連れていかれたり、
「やっぱりフロントに戻ってください」
と言われて、また元の場所に戻ってきたり。

結果、どうやら私の支払いはまだ済んでいないということになったらしかった。

ここで「私は支払った」と主張し続けても先に進まないし、
二重請求が来たら、その時に対処しようと思いながら支払いをすることに。

「クレジットカードで支払います」
ここぞとばかりに予約時に使ったカードを出すと、
「このカード(JCB)は使えません。VISAカードじゃないと」
と言われる。

たまたまVISAカードも持っていたので、それで支払いができましたが、
JCBが使えないなんて聞いてないよ~。

※後日談※
海外でJCBが使えないのは、よく知られたことなのだそうだ。
要するに”そんなのジョーシキ”というところなのでしょうが、
「どーせ私はジョーシキ知らずですよ」
と、ふてくされるよりも、
「ひとつ勉強になった」
と前向きにとらえよう。

やっと部屋に案内される。

1人で泊まるのに、1人料金なのに、ダブルベッド2つの広い部屋。

ふ~、一安心。

と、まだのんびりしている場合じゃなかった。

明るいうちに食料などの買い物に行かなくては。

ホテルの前にお店があると聞いていたので、準備をしてから外出。

いかにも旅行者の(女性の)私が、昼間とはいえ1人でフラフラしているのは危険なのではないかと、また警戒心が強くなる。

歩きながら写真でも撮りたいところでしたが、そんな行為すら危険なのではないかと思えてしまう。

支払いの時でも財布を見せたらいけないとの情報を得ていたので、注意をした。

途中で声をかけられたりしましたが、言葉がよくわからないこともあり、無視して、ミネラルウォーターや食べられそうなものを買い込み、無事にホテルに帰る。

ふ~、今度こそリラックス。

と、そこで気づく。

「ドライヤーがない」

部屋にはドライヤーが置いてあるはずなのに、見つからない。

フロントに電話をすると、TVの近くにないかと言われる。

引き出しの中などを探しても見つからず、ホテルの係の人がやってきた。

ないことを確認して、部屋の電話で誰かに指示を出していた。

「後で、ドライヤーを持ってくるから」
と言って帰って行った。

しばらくしてノックの音がして、出ていくと、ドライヤーを持った、さっきとは違う人が立っていた。

ドライヤーを渡されるだけだと思ったら、取り付ける作業が必要だという。

5分もかかりませんでしたが、部屋の中に入ってきて、引き出しの奥の穴にコードを通して壁のコンセント(?)につないで、ちゃんと使えることを確認して帰って行った。

ふ~、今度こそ今度こそリラックス。

と、しばらくしたら、またノックの音が。

出ていくと、また違う人が立っていて、
「ドライヤーがちゃんと使えるかどうか確認に来た」
という。

全部の部屋を回っているんだろうかと思いつつ、
「ちゃんと使えるから大丈夫」
と言って帰した。

ふ~、今度こそ今度こそ今度こそリラックス。

と思っていたら、またノックの音が!

出ていくと、小さなチョコレートの箱が入ったカゴを持った人が立っていた。
「楽しんでますか?」
みたいなことを聞かれたので、
「とっても」
みたいなことを答えると、笑顔でチョコレートを手渡してくれた。
「さんきゅ~」
と言うと、うれしそうに帰って行った。

ふ~、今度こそ今度こそ今度こそ今度こそリラックス!

と思っていたら、またノックの音が!!

「も~、一体、どうなってるの!」
と思いながら出ていくと、単に他の宿泊客が部屋を間違えただけらしかった。

驚いた顔をして、謝りながら去って行った。

しかし日本のホテルなら、呼ばない限り、こんなに何度もホテル関係者が訪ねてくることはないと思う。

これはもう、アレ、アレを使うしかないでしょう。

ドアの外のノブに、
「Don’t Disturb」
の札をかけた。

その後、部屋のドアがノックされることはなかった。

しばしの優雅なホテルライフ♪



ホテルの部屋より(夜景はうまく撮れませんでしたが;)
ジンバブエへの旅(ホンモノの生ムビラ演奏を聴く)」に続く。