タワレコのインストアライブでハープ奏者のカトリオーナ・マッケイの演奏を聴きました。
ハープとギターのアコースティックな音色が、涙ぐむほど素晴らしかったです。
あらためて聴いてみると、
「この泥臭さ、すごくいい!」
と思いました。
ハーモニカはブライアンだと思うのですが、ミックだと書かれているものもあります。
でもこれ1963年の録音ですよね。
ミックはまだこんなふうに滑らかに音だせなかったんじゃないかなあ、なんて思っているのですが。
というか、このハーモニカの音が、この演奏を更に泥臭くしていると感じるので、ブライアンの演奏だと思いたいのです。
カッコいー^^♪
カッコいー^^♪
最近発売された「キース・リチャーズの不良哲学」(アラン・クレイソン著)に、
(1963年6月7日『カム・オン』のリリース後、ストーンズが初めてのダンスホール・ツアーに出た頃)ブライアンがライブで「MONEY」の演奏時、コーラスの”That’s what I want”を入れ忘れたことで、キースと大きな争いになった、と書かれています。
キースとブライアンは、道端で額をつき合わせ、互いに噛みつきそうな勢いでにらみ合い、何時間もの間大声で怒鳴りあったのだ。
キースが怒ったのは、コーラスを入れ忘れたことに対してでしょうけれど、ブライアンはそれに対して、なんて言い返して、何時間も怒鳴りあうことになったのでしょうね?
想像(1)
「その言い方はなんだ! おまえ何様だよ!」
想像(2)
「細かいことをゴチャゴチャ言うな!」
想像(3)
「その場のノリっていうのがあるんだよ!」
……どれもピンとこないですね。
特に(2)は、ブライアンこそ、細かいこだわりを持っていたような気がするので。
頭ごなしに怒鳴られたのがムカついたってことかもしれませんが、それにしても何時間も怒鳴りあうとは、二人とも熱いですね^^;
キースが後で食べようととっておいたチキン(この本では”ミートパイ”となっている)だかを、ブライアンに食べられたからって、思い切り殴ったり、ホント熱い二人です。
現代だったら、口で責めるくらいはしても、手は出さないような。
40年くらい前の若者は、これくらい熱いものだったのかもしれませんが。
「MONEY」といえば、ビートルズのバージョンもありましたので、ご紹介します。
こうして同じ曲を演奏しているのを聴くと、両者の違いがわかるような気がします。
どちらが好みかっていうのは、別として。
でも演奏後、ビートルズのメンバー揃って、深く頭を下げているのは印象的。
彼らは、当時こういうイメージだったということですよね。
ブライアンも演奏後はよく頭を下げていましたが、メンバー全員揃ってっていうのはなかったような。
The Beatles – Money