ジャジューカ・プロジェクト part15

ジャジューカに来日してもらいたーい!という想いから始めた「ジャジューカ・プロジェクト」も早part15です。

私が出来ることは、ジャジューカに「日本に来てくださいラブコール♪」を送ること、
またプロモーターなどにリクエストをしたり、
詳しそうな方などにアドバイスを求めたりすること。

そして私自身ももっと民族音楽について知るべきだと思ったので、いろいろなライブに足を運ぶこと。

そんな中で特に気に入っているのは、ジンバブエの伝統楽器ムビラの音。

オルゴールの原型とも言われている音色は、本当に綺麗です。
「どんな音なの?」
と興味を持たれた方のために、ご紹介しましょう。

↓聴こえにくいかもしれませんが、ポロンポロンとしたオルゴールのようなのがムビラの音です。↓

Mbira session in Zimbabwe.ムビラセッション

ジンバブエでは儀式で精霊や先祖の霊と交信するために演奏されるのだそうです。

プレイヤーにもよるのですが、気分が重たい時でも演奏を聴いた後はスッキリ、心も軽くなるという心地よさです。

静かに聴くライブもあれば、踊りまくるライブもあったり……、楽しいです[E:shine]

↑の映像に出てくる(一番手前で演奏している方かと)ガリカイさんというのは、ムビラの世界では有名なお師匠さんなのですが(えーとムビラを作ることもしていると思います)、
なんとなんとなんと!!!

その長男さんのトンデライさんは、現在日本で暮らしています!

やはりムビラプレイヤーである日本人の奥様と結婚して、今年、双子のパパになりました!

本場のプレイヤーの奏でる音は、さすが、素晴らしいですよー^^

えー、実は私、今回、ブライアンに、
「ムビラのこと、書こうよ」
って促されたような気がしたんですね。まあ、妄想かもしれませんが^^;

というのは、ストーンズの音楽を聴いていて、
「ブライアンとキースのギターの音色の絡み合いがいい感じだな~」
と思うことが多々あり、同じギターという楽器の音の絡み合い、ということを考えていて、
そういえばムビラも、ソロで演奏することもあるのですが、2台以上で奏でると、より音が重厚になる楽器ということで、両者のつながりを感じたのです。

まるでブライアンに、
「ほら、同じ楽器の音をこうやって重ねていくと綺麗なんだよ」
って教えてもらっているような。

↑の映像に出てくるムビラで振るマラカスはホショ(hosho)というのだそうです。

「振ってればいいんでしょ?」
と思われがちですが、演奏に合わせて振るのは、実は結構難しかったりするようです。

と、いうことを教えてもらってから、リズムに合っていないホショの音を聴いてしまい、
「た、確かにこれは不快[E:sweat02]」
と思いました。

振ってればいいってわけじゃなくて、中々深い楽器のようです。

そこで思い出したのが、ロックンロール・サーカスでの「Sympathy For The Devil」でのブライアン。

マラカス担当です。

「マラカス振ってるだけなんてかわいそう」
みたいな意見が多い中、先日も紹介しましたが、「BEGGARS BANQUET」part2で、龍之介さんが、

 「あと、<悪魔を憐れむ歌(Sympathy For The Devil)>のシェーカーも凄い。シェーカー振ったことある人なら分かると思うけど。あのふたつを持って、両手でリズムを変えながら、ヴォーカルとヴォーカルの間をオブリガードのように、メロディを埋めるかのようにして、しっかりリズムを刻んでいるのね。ブライアン・ジョーンズは完全にぶっ飛んでるけど。あの奇跡的な映像は、アートなんですよ」

と語ってくれていますが、それを誰かに話しても、
「え~、でもマラカスでしょ?(笑)」
みたいに返されてしまったのですが、私は自分で確かめましたですよ。

リズムを崩さずに振り続けるのは、すごいことなんです。

ええ、本当に! うん、絶対!!

「だろ? マラカス振るって、誰でも出来るってわけじゃないから」
って、たぶん、きっと、ブライアンはどこかで(どこで?)思ってるかもですね。

というところで、あらためてブライアンの素晴らしいマラカスの音を聴いてみましょう。

長い曲の間、振り続けていて、きつそうですけどもー。
がんばれ、ブライアンっ!

The Rolling Stones-Sympathy For The Devil


自己紹介します
私は金持ちで贅沢な男です
私は幾世も生きてきました
多くの人の魂と信仰を奪ってきました
キリストが苦しみ 神を疑ったとき 私はそこにいました
ピラトが手を洗い キリストの宿命を裁いたときにも そこにいました