ジャジューカ・プロジェクト part6

ミックが出演している映画「フリージャック」を(レンタルで)観ました。

18年後にタイムスリップして2009年に飛ぶという設定なのですが、2009年を目前にした今、この映画を観たのって、ある意味タイムリー。

「ネッド・ケリー」も「パフォーマンス」も以前(レンタルで)観ましたが……。
一生懸命演じているのはわかるのですが、ミックはやっぱりミック以外の何者でもないという感じです。

ミック・ジャガーとしての個性が強すぎるのでしょうね。

「フリージャック」のミックは悪党顔した、ちょい善人、みたいな感じでおもしろかったですけど( ̄▽ ̄)

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ジャジューカ・プロジェクトについて情報、またはアドバイス下さっている方々……、ありがとうございます。

ホント、本当に感謝しています。
心強いです。

さて、ジャジューカを日本に呼ぶためなどと言いながら、自分だけが楽しんでいるようなことをしていましたが、それが、少しずつ、少しずつ、ジャジューカ来日の夢に近付いてきたように思えることがありました。

もっと民族音楽についても知るべき、と思った私は、いくつかの民族音楽系ライブに足を運びましたが、中でも感動したミュージシャンに、「とても感動しました。またぜひ行きたい」というようなメッセージを送りました。

そしてそこに「実は私にはモロッコのミュージシャンに来日してもらいたい」という夢があり……」と書き加えたところ、お返事を頂き、なんとその方はジャジューカに大変興味があり、実現はしなかったものの、以前ジャジューカが来日するという話があったときに、一緒に演奏する予定だったとのこと。

ここで、全く知らなかった驚きの事実!

なんと、過去にジャジューカ来日の企画があった!?

その方は、こういうところに相談してみては?といくつかの名前を出してくださり、自分自身もいろいろあたってくださるとのことでした。

素晴らしい!

だって私は思っていたのです。

もしもジャジューカ来日が実現するとしても、単独ライブより、他のミュージシャンとの共演の方が、いろいろな面から見てもいいだろうと思ったし、またステージも、より質の高いものになるだろうって。

なので、日本に共演が実現しそうなミュージシャンがいるなんて、なんて、なんて素晴らしいことなのでしょう!と思ったのです。

ああ~、ジャジューカ来日が近付いてきたかも……っ、と私はわくわくしていました。

が、そこに衝撃の事実が!

問い合わせをしていた方からのお返事の中の情報。

「某プロモーターが、ジャジューカとタルヴィン・シンの日本での公演を企画していた。チケットも売り出していたにも関わらず、彼らはドタキャンした」

な、なんですって!?
ドタキャン!?

”日本にぜひ行きたい”と乗り気の返事をくれたのに、ドタキャンした過去があるとは!?

彼らの仕事に対する姿勢は、そんなルーズなものなの!?

大変ショックを受け、同時に大変不安になりました。

だって、もしそれが事実なら、ジャジューカを迎える準備が整ったとしても、またドタキャンされてしまうのでは……。

これが事実なのか、またドタキャンの理由がなんだったのか知りたいです。

いろいろ問い合わせたり調べたりしているのですが……。

ちなみにタルヴィン・シンとジャジューカは↓のアルバムを一緒に作っています。

タルヴィン・シンの音楽も興味深いです。

日本に来る予定もあるみたいなので、要チェック!

少し希望が見えてきたと思ったのにガックリですが、気を取り直して、ジャジューカが参加した映画音楽の紹介をします。
「The Cell」

2000年アメリカ映画
ジェニファー・ロペス、ヴィンス・ヴォーン、ヴィンセント・ドノフリオ
ターセム・シン(監督)
ハワード・ショア(音楽)
Cell

★あらすじ★
若き心理学者キャサリン・ディーンは、最先端の技術を使って、脳に障害を持つ患者の精神世界に入り込む治療法を試みていた。一方若い女性を残虐に殺す連続以上殺人犯を追っていたFBI捜査官ピーター・ノヴァックは、昏睡状態の犯人カール・スターガーの身柄を確保した。新たに誘拐され、行方のわからなくなっている被害者はどこかに監禁されているはずだ。だがその場所は犯人だけしか知らない。捜査陣から協力を求められたキャサリンは、異常殺人犯の潜在意識に入っていく。

冒頭からジャジューカらしき音楽が聞こえてきます。

監督は特に映像にこだわったようで、映像はとにかく素晴らしい。

DVDではなく、大きいスクリーンで観たかったです。

★音楽のハワード・ショアのコメント★
「モロッコの民族音楽ジャジューカと、ロンドン・フィルによる西洋音楽の融合を試みた。
ジャジューカを取り入れ、非西洋的なアフリカ音楽にしたかったんだ。
モロッコ音楽と西洋音楽が一体となり、ほかでは聴くことのできない曲に仕上がった。」

「この映画の編曲にあたっては、意識的に多国籍の音楽にしようとした。
アフリカや東インドの楽器をはじめとして、日本の楽器も使ったよ。
”モノコード”も使ってみた。
これはピタゴラスも使っていた1弦の楽器だ。
アフリカの”ネイ”という笛も使った。
ターセムはフラメンコに興味があったから、たまにフラメンコ風な音楽も聴こえてくるはず。
取り入れたら曲がとてもよくなったと思う。」

この映画で使われた曲は、先にあげたタルヴィン・シンとのアルバムにも収録されています。

ジャジューカのことを知れば知るほど、いろいろな形で活動していることに驚かされます。

今更あらためて気付くなという感じですが、彼らの音楽はモロッコのジャジューカ村から広い世界に飛び出して、型にはまらない新しい音楽を作り出しているのですね。

ところで先日のお昼休みにテレビを観ていたら、某「笑っていいとも!」で、一瞬客席にいた楽器を持ったモロッコ人が映りました。

民族衣装らしきものを着ていて、
「ジャジューカ!? いや、ジャジューカじゃなくても、モロッコからミュージシャンが来てる!?」
と、気になって仕方なかった私は、思わず問い合わせ電話をしてみました。

結果、
「プロではない、一般の方です」
との回答。

え? じゃあ、あの格好は? コスプレ??

イマイチ納得いかないような、納得するしかないような気持ちになりましたが、ふと興奮している自分に対して、私「ジャジューカ、ジャジューカ」ってうるさすぎじゃないかと思ってしまいました。

ストーンズのデビュー前、夢中になっていたブライアンについてミックが、
「情熱も、一定の範囲を超えると強迫観念になるんだな」
と発言していた、と前に紹介しましたが、私もちょっと冷静になるべきなのかもしれません。

それほど熱くなっているつもりはなかったのですが。

クリスマスが近付いてきました。
前にも紹介して、しつこいですが、よろしかったらクリスマスカード(BGM付)をどうぞ♪
Christmas Card From MOON VILLAGE