今日はブライアンの命日です。
ブライアンは1969年の7月3日に亡くなりました。
この世知辛い世の中に暮らしながら、
最近、私には晩年のブライアンの気持ちがわかるように思うことがあります。
ブライアンは弱音を吐いたり、
混乱していたり、
愚痴ったり、
周りから見たら、「面倒くさいやつ」だと思われていたかもしれません。
でも私は思うのです。
ブライアンは決して周りに迷惑をかけたかったわけではなかったのだと。
反対に、
「迷惑をかけてしまっているかも」
と必要以上に気にしていたのではないかと。
迷惑をかけたくないなら、心配事も不安も自分の中で処理すればよかったのではないか、
と思われるかもしれませんが、
きっと、処理しきれなかったんです。
考えすぎて、抱えてしまった荷物が重すぎて、
自分だけでは背負えなかったんです。
だけど、
誰かにその想いをぶつけることで、その誰かに具体的に何かをしてもらいたいというのではなかったと思います。
ただ、受け止めて欲しかったんです。
上辺だけの付き合いではなくて、
損得勘定が絡んだ付き合いではなくて、
本音で、
こんな、しょ~もない自分ですら受け止めてくれる存在を求めていたんです。
理解してくれる存在を求めていたんです。
「誰も理解してくれない、周りは敵ばかり」
は、
「誰かに理解してほしい、本当の味方が欲しい」
の裏返し。
わがままをぶつける半面で、
申し訳ない、
と思っていたのではないかと。
そんなこともブライアンの混乱の原因だったと思います。
全て、私の思い込みかもしれませんが、
もしかしたら、こういう感じだったかもしれないブライアンの気持ちを受け止めたいと思います。
命日なので、ひときわ強く、思い切り。
きっと、
理解者はたくさんいるよ、ブライアン。
ブライアンは”たくさん”じゃなくて、”たった一人”でも、そういう存在を求めていたのかもしれないけれど。
コメント
IQは高いけど、人間関係は不器用だったブライアン…
デッカオーディションデモテープ用演奏がブライアンのやりたかったすべてだとも言われていますが←その後は売れる為に、頑張っちゃった抜け殻だったのか…(いつかやりたい音楽が出来ると信じて~)
☆本人しか真実はわからないと思いますが、詳しい方[E:#xEAD2]教えて下され~
[E:#xE506]ブライアンを偲んだ1日でした…ていうか、ブライアン時代が好きなので一年中ですが[E:#xEB7F]ハハハ~[E:sweat01]
「売れる」と「納得がいく音楽をやる」が
ブライアンの中ではイコールではなかったのでしょうね。
最初の頃は、アンドリューを含めて、ミックとキース相手に音楽のことで言い合いをしていたらしいですよね。
結局3対1で、ブライアンの意見は通らなかったようですが。
それにブライアンの中にも「売れなくちゃダメだ」という気持ちがあったと思います。
それでビートルズに対抗して「不良のイメージで売り出す」ことにも一番なりきってやっていたのではないかと。
だけどブライアンは元々おぼっちゃまの悪ガキって感じだったんだと思うんです。
だから本当の「不良」になりきって、まともな人たちから敵対視されることにも居心地の悪さを感じていたのではないでしょうか。
いろいろな矛盾の中でわけがわからなくなっていったのでしょうね。
でも、ブライアンが亡くなった後、ストーンズの解散危機があったとき、結局、音楽的に原点回帰したらしいですよね?
やっぱり軸は大切なんですよ。
ブライアンが創り上げた、絶対譲りたくなかった、
「自分らの音楽(スタイル)」が、ストーンズを救ったのかな、なんて思っているのですが。