「みんなはおれの音楽を奪った。おれのバンドを奪った。そして今おれの恋人までも奪ってしまった」

「次々と 緑の葉の間に咲くツツジ 在ることでうたう生命(いのち)の力」
上記は以前、ホームページを通して知り合った方が、ネットを通して「句を詠む会」を企画してくださり、
参加したときに作った作品です。

全くセンスがない、ルールもわかってない初心者の句ですが、
「るかさんの句には艶があります」
とほめてくださいました。本当にあたたかくて、やさしい方です。

他にも、十五夜の晩に満月を見上げながらの「句を詠む会」もありました。

今は天国にいるnoriさん、
何年も経つのに、この季節になり、ツツジのつぼみが膨らんでいるのを見るたび思い出します。

――と、またこの季節になったので、以前、書いたことをそのまま再掲しました。
ツツジが咲き始めるのを見る度に、頂いたやさしさを思い出して、涙ぐんでしまいます。

****************
ブライアンのことを考えていると、私の思い込みかもしれませんが、
「実際はこうだったのでは?」
なんて思ってしまうことがあります。

タイトルにもしたブライアンの発言、
『みんなはおれの音楽を奪った。おれのバンドを奪った。そして今おれの恋人までも奪ってしまった』

以前の記事「ブライアン・ジョーンズな日々 part6」で書いていることです。

ビルの著書「ストーン・アローン」より

「アニタを失ったことがブライアンをだめにしたと思う」とデイヴ・トムソンはいっている。「彼は心底彼女を愛していた。彼は打ちのめされた。当時ブライアンはお先真っ暗だった。彼はいっていたよ。『みんなはおれの音楽を奪った。おれのバンドを奪った。そして今おれの恋人までも奪ってしまった』とね」
彼の父親も「あれからすべてが以前と違ってしまった」と認めている。しかしブライアンが見るからに打ちひしがれている一方で、キースは彼の苦しみには無関心だった。「女が誰かのもとを去って他の誰かと一緒にいるからって、罪の意識を持つ理由なんかにならない。1万2000マイル離れたところにいるやつが相手だったのかもしれないけれど、たまたま今回はステージの上でミックの反対側に立っているやつだったのさ。それだけのことさ」
アニタの心変わりは、ローリング・ストーンズを語る上で重大な事件だった。ブライアンは、すでに4年間グループの中枢からは遠ざかっていたが、今や完全に孤立してしまった。さらにひどいことに恥をかかされたのだ。アニタにどれほどつらく当たっても、彼は彼女を愛していたし、仲間だと思っていた男を彼女が抱擁することは断腸の思いだった。やつは、気をまぎらわすために酒やLSD、マリファナにますます溺れるようになった。めちゃくちゃだった。

私はキースが出てこなくても、結局ブライアンとアニタは別れたのではないかなって思っているのですが、
今回注目したいのは、ブライアンの、この超ネガティブな発言です。

発言自体が嘘というのではなくて、実際にブライアンはこう言ったのかもしれません。

というのは、うまくいかないことが続いて、落ち込んでいる時って、
「あー、これもダメ、あれもダメ、もう自分には何もない」
なんて、投げやりになってしまうのは理解できるからです。

でも、言っている時は本気でも、時間が経って、状況が変わってくれば、
「まあ、そんなに悪いことばかりでもないよね」
と、また立ち直ったりもします。

私自身も、そんな気持ちのアップダウンがあるので思ったのですが、
”ブライアンは実際にこう言ったのかもしれないけど、この部分だけを切り取られて強調されちゃうのは、何か違うのではないか”
ってことです。

これだとブライアンは自分の境遇を嘆き、メンバーを心底恨んでいたようになってしまいます。

ブライアンはバンドをクビになりましたが、それは他のメンバーのせいではなく、自分がまともに演奏に参加できない状態になってしまったからだと、わかっていたはずです。

今まで自分が創りあげてきたものが全て奪われてしまった、自分には何もなくなってしまった、
と思うしかない状況だったのかもしれませんが、
ブライアンがもっと長く生きていたら、ストーンズのメンバーとだって、”それなりに”またいい関係が築けていたかもしれません。

自分から切ることができない大切な関係だったのだから、仲良くやっていきたいという気持ちがあったに違いありません。

そしてそれは、時間が解決してくれる問題だったのかもしれません。

有名人ではない私がどんなにネガティブ発言をしても、何十年後かに文字になって残っているということはないでしょうが、
ブライアンのような存在になると、一時の感情で言ったことが、こんなふうにずっと伝えられてしまうってことがあるのだろうな、と感じたのでした。

ブライアンが生きていて、この発言の時の心境を聞けたとしたら、
「俺は実際それほど恨んでいたわけじゃないよ。俺にも悪いところはあったしね」
なんて言うかもしれません。

というところで、今回はブライアン大活躍の一曲「Something Happened to Me Yesterday (昨日の出来事)」を聴きましょう。

この曲で、ブライアンはサックス、クラリネット、トロンボーン、トランペットなどなどの演奏をダビングし、見事な音を作り出しています♪


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コメント

  1. ちえ より:

    [E:shine]ブライアンファンは同じ事を思っていると思いますよ~
    色々な負が重なって、はいてしまった言葉…本当にそう思っていたかもしれないし、違うのかもしれない…アニタの事はまさにいうほどのものではなくトドメ的な時期だったからかもしれない。
    感傷的にならばブライアンのバンドや音楽、結果的にならばミックのバンドや音楽…でもプロデビューしたかったキースのバンドかもしれない。
    だいたいブライアンの目指す音楽とキースやミックの目指す音楽って違うから仕方ない。
    でも、新しいブライアンのバンドでの曲は聴いてみたかったデスネ[E:#xEB7F]

  2. るか。 より:

    ちえさん、こんばんは~☆
    そうですね、
    あの時期は、いろいろなことがうまくいかなくなって、つい投げやりなことを言ってしまったのかもしれません。
    でも、またいいことがあれば立ち直ったり。
    そういう気持ちはわかるような気がします。
    しかし前にも書いたかもしれませんが、ブライアンはコッチフォードで作曲活動をしていたと思うのですが、一曲も、ワンフレーズも残っていないというのが、不思議ですね。

  3. より:

    はじめまして。
    同じストーンズファン(主にミックですが)なのでちょくちょく遊びに来させて頂いてます。
    某Tubeで何か楽しげな彼等の姿を見掛けたのでもし知らなかったら勿体ない!ブライアンも楽しそうだし…と思いコメしてます「I Got You Babe ローリングストーンズ」で検索すると見れます。既にご存知でしたらごめんなさい☆

  4. るか。 より:

    愛さん
    はじめまして。
    コメントありがとうございます。
    お~、「you got babe」!
    口パクでブライアンが歌っている映像ですね^^
    本当、ブライアン楽しそうです。
    他のメンバーも楽しそうですが、ブライアンが目立って楽しそうですね。
    ああいうのが好きなのでしょうね。
    情報ありがとうございます。
    これからもよろしくお願いします☆