クリスマスが近づいてきたので。
クリスマスツリーとお月さまです。
それと、作ったクリスマスカードをあらためてリンクしておきます。BGM付です。キラキラ星が流れます。
Christmas Card From MOON VILLAGE(BGM付)
ストーンズのギタリストはブライアン→ミック・テイラー→ロン・ウッドと変わっています
が、メンバー交代があったことで、ストーンズの音楽が苦手になってしまった人っていないのかなって。
外見的なことじゃなくて、音楽的に、
例えば、ブライアンの奏でる音、音楽的センスに魅力を感じていて、そのブライアンの音があるストーンズの音楽が好きだったのに、ブライアンが抜けてしまい、しかもミック・テイラーの音は何故か苦手で、よって、ストーンズ自体の音が苦手になってしまった、
あるいは、ミック・テイラーの奏でる音が好きだったのに、ミック・テイラーが抜けて、しかもロン・ウッドの音は何故か苦手で、よって、ストーンズ自体の音が苦手になってしまった、という人はいないのでしょうか。
もしもそういうファンがいたとしたら、その人は、とってもショックだっただろうなって思ったのです。
大好きだった音楽が、苦手な音楽に変わってしまったわけですから。
と。
何故、私がこんなことを考えたのかというと、似たような感覚を味わったからです。
ストーンズに関してではないですけど。
かれこれ数ヶ月前、偶然聴いたあるプレイヤーの演奏。
興味のある演奏だったので、期待して聴き始めたのですが、演奏が始まってしばらくして、まず私が感じたのは、
「なーんにも伝わってこないんですけど!」
という、少し苛立ちすら帯びたような感覚でした。
好きな音楽を聴いていると、だんだんその世界に入り込み、心地よくなっていきます。
そして演奏後は「あ~、いい演奏だった。聴いてよかった♪」と幸せな気持ちになります。
でも、このときの演奏からは、その世界に入り込むどころか、本当に、「なーんにも伝わってこなかった」のです。
ソツがない演奏だったとは思います。
「なんだろう、この感じ」
と思いながらも聴き続けていると、少しずつ不快な気分になってきました。
そして演奏が終わったときには、なにか悪いものをたくさんもらってしまったように、身体が重たくなりました。
心地よい音楽を聴いた後は、身体が軽くなります。
このときの演奏は、正反対でした。「聴かなければよかった」と思いました。
不快感の理由もわからず、もう二度とそのプレイヤーの演奏を聴くこともないだろうと思っていたのですが、
ひょんなことから、その演奏に再会してしまいました。
お気に入りの演奏を聴きにいったら、そのプレイヤーの音が混じっていたのです。
つまりお気に入りの音が微妙に苦手な音になってしまったのです。ショックでした。
その時は身構えていたおかげもあってか、それほど悪いものをもらってしまった気持ちにはならなかったのですが、やはり「なにも伝わってこず」「心地いいより、むしろ不快」でした。
そして、あらためて私は思ったのです。
「なんで、この音が苦手なんだろう?」
もしかして気のせいかもしれないし、本当に不快なら、その理由を知りたい、と。
その後、数回、私はそのプレイヤーの演奏を聴きにライブに足を運びました。
演奏自体は、相変わらず、ソツがないと思います。伝わってくるものは何もありませんが。
しかーし!
何故でしょう、何故でしょう。(不思議なので、二回続けて問いかけてみました)
演奏を聴きにいくたびに、具合が悪くなるのです!
頭痛がしたり、風邪をひいたみたいな症状が出たり。
表に出る感覚を自分である程度おさえたら、今度は身体の不調となって出てきたのです。
他の人は、普通に聴いているので、
「自分の感覚がおかしいのではないか?」
などと考えたりしました。
いくらなんでも、これだけ続けて具合が悪くなるのは不思議というか、不気味ですらあります。
調べていたら、私と同じように「不快な音楽」について、考えている方がいました。
ネット上で見つけたのですが、その方はある売れているミュージシャンの音楽を聴くと、何故か不快な気持ちになり、
「多くの人がいいと言っている音楽が不快だなんて、自分の感覚がおかしいのではないか?」
と思い、理由を考えていたようですが、結論は出ていないようでした。
「好きになれたらいいのに」
と思ってきましたが、そう思えば思うほど、苦手度が高くなり、最早考えるのも不快になってきました。
不愉快な気持ちでいるのは、精神的健康のためにもよくないです。
誰がなんて言おうと、好きなものが好きなように、例え多くの人に賞賛されていようと、苦手なものは苦手なのです。
そもそも、今の状況で、私がこの苦手な音を好きになろうとする意味もないです。
私はただの聴き手なのですから。もう聴かないようにすればいいだけのことです。
ただ今までお気に入りだった音に不快な音が混じることで、もう以前のような感動は得られないようになってしまったというのが、悲しいです。
拒絶反応なのかもしれません。
音にのっている何かを感じ取っているのかもしれません。
何かの警告じゃないかとすら思えます。
「近づくな~!」と、動物的勘が働いているのかもしれません。
いえ、もしかして音のほうが私を拒絶しているのかもしれません。
「おまえには聴いてもらいたくない!」なんて。(悲)
なにはともあれ、私は自分の感覚に従おうと思いました。
好きなものは好き、苦手なものは苦手、それでいいのではないかと。
それに、
不快になるとわかっていて、原因究明のために苦手な音をこれ以上聴くことないよね、って思うのです。
変化していくのは仕方がないし、その変化が自分の都合のいいようにはいかないのは多々あるのだというだけのことです。
気分を変えまして。
心地いいブライアンの奏でる音に耳を傾けてみましょう。
アルバム「THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST 」のラストを飾る曲「On With The Show」。
♪On with the show, good health to you!♪
(ショーは続きます、皆様の健康に乾杯!)
クリスマスが近づいた季節にピッタリな曲だと思います。
いろいろな楽器の音が重なっていているのも、いい感じです。
エンディング近くの会話では、女性が「まさかこれをレコーディングしないでしょうね」と言い、ミックが「しないよ」と答えています。
1分頃から、また2分35秒くらいからのポロンポロンした音が好きなのですが、なんの楽器でしょうか。
ニッキー・ホプキンスのピアノ? それともハープ? 重なっているカリカリした音は?
パソコンからだとピアノの音にしか聴こえないのですが、ブライアンに尋ねてみたいです。
案外お兄ちゃんぶりたがりのブライアンは、優しく教えてくれそうな気がします。
では、心地いい音楽をお楽しみくださいませ♪
ブライアンは主にメロトロン、ブラス担当です。