Happy Birthday, Brian♡
今日はブライアンの誕生日です。
いつもながら写真撮るの下手だし、ちょっとカラフルすぎですが、ま、お祝いなので♪
さて、お祝いモードのまま、今回はブライアンの25歳の誕生日――つまり1967年2月28日のブライアンの心境について、思いを馳せてみようと思います。
ブライアンの運命のわかれ道になったともいえる時期です。
1967年2月25日、ブライアンはアニタとキースと共に、モロッコへのバカンスへと旅立ちます。
途中でブライアンは体調を崩し入院することになります。
ブライアンは、「自分を残して先に行くように」と言い、その結果、キースとアニタは、キースが言うところの「アヤシイ関係」になってしまい、ブライアンは1人、モロッコに置き去りにされることになるのです。
入院の際、何故、ブライアンは2人に先に行くようにと言ったのか……、以前もいくつか憶測を並べたことがありますが、またあらためて考えてみます。
ブライアンについては、”変人”とか”破壊的”だとか言われたりしていますが、私は基本的に彼は、平和主義者で、楽しく暮らしていたい(誰とでも友好的な関係でいたい)人だったのではないかと思います。
あまりにも”無邪気”なゆえに、行き過ぎてしまうところがあったり、理解されにくい(誤解されやすい)ところがあったのではないかと。
それを前提にした、当時のブライアンの心境です。↓
ブライアンは、自慢の彼女(アニタ)と、気の合う仲間(キース)とバカンスに出かけるので嬉しくてたまりません。
そして、はしゃぎすぎて、ドラッグとアルコールをやりすぎてしまい、体調を崩します。
→運転をしていたトム・キーロックの記録。「ブライアンの誕生日が近付いていたので、お祝いムードで、彼は上機嫌だった。後部座席でハシシを吸いアルコール漬けになり、かなり具合が悪くなっていた。あまりにもたくさん吸い、酒を飲んだため、喘息にかかった」
ブライアンは病院に担ぎ込まれ、そのまま入院することになります。
それでもまだ上機嫌だったブライアンは、自分のために楽しい旅を中断するわけにはいかない、
「俺は大丈夫♪ すぐに追いつくから、先に行っててくれ♪」
と、はしゃいでいるが故の寛大さで言います。
→運転をしていたトム・キーロックの記録。「ブライアンは我々を呼びつけ、英雄気取りで、朝になったら彼なしで旅を続けるようにと言った。自分は後で追いつくからと。彼はキースがわかったと言うまでそう主張し続けた」
しかし、自分が「先に行っててくれ」と言ったにも関わらず、この後ブライアンはロンドンのオフィスに連絡して「置き去りにされた」と言っています。
客観的にみると、「支離滅裂な嫌味なヤツ」ですが、たぶんこれはドラッグの影響か、ブライアンが患っていたとされる”側頭葉てんかん”の症状(記憶が途切れる)なのではないでしょうか?
一瞬、自分の置かれている状況がわからなくなり、
「みんながいない! 俺を置いて行っちゃったんだ!」
と混乱したのではないかと。
一方、キースとアニタは、トム・キーロックが運転に集中できないくらい、後部座席でいちゃついています。
無邪気なブライアンは、まさか2人がそんなことになろうとは思ってもいなかったのです。
キースとアニタが惹かれあっているという事実に気づいていなかったのは、ブライアンだけだったという話もあり、ここにも、ブライアンの”無邪気さ”があらわれていると思います。
体調がよくなってきたブライアンは、アニタに電報を打ちます。
ホテルで受け取ったアニタは、それを破り捨てますが、ブライアンは単に電報が着いていないものと思い、再度電報を打ちます。
仕方なく、アニタはブライアンを迎えにいくことにします。
マラケシュのホテルでは、ブライアンとアニタが同じ部屋、キースはシングルの部屋を予約していました。
3月14日か15日。
ブライアンがマラケシュに到着。
何も気づいていないブライアンに、アニタは自分からブライアンがいない間のことを話し、ブライアンを怒らせます。
→運転をしていたトム・キーロックの記録。「廊下の向こうから彼(ブライアン)の声がした。アニタに向かって、何か叫んでいた。彼女は、ブライアンがいなかったときの自分とキースのことなどを楽しんで語り、ブライアンにいろいろ想像をさせたのだった」
「まさか、2人が自分がいない間に、そんなことになっているなんて!」
大打撃を受け、愕然としながらブライアンは大酒を飲み、ホテルを抜け出します。
そして現地の売春婦を2人連れて戻ってきます。
みんなで楽しむことにすれば、もしかしたら、(バイセクシャルの)アニタが喜んでくれるかもしれないから。
大混乱のブライアンには、仲直りの術が、他に見つからなかったのです。
→運転をしていたトム・キーロックの記録。「(戻ってきたときブライアンは)完全に気が狂って、見るからに危ない感じの売春婦二人に両脇を抱えられながらロビーを千鳥足で抜けて行った」
しかしブライアンの願いもむなしく、アニタがいる部屋に入るやいなや、大騒ぎとなります。
アニタは怒って、キースの部屋へと行ってしまいます。
ブライアンは大喧嘩の後の部屋に、二人の売春婦と共に残されます。
キースはアニタと逃げる手はずを整え始め、ブライアンが出かけている隙に、車を出します。
ホテルに戻ったブライアンは自分以外がいなくなっていることを知り、更に大ショックを受けることになるのです。
そしてこれをきっかけに、ブライアンとアニタの仲は壊れ、アニタはキースと付き合うようになります。
――ああ、ブライアンの誕生日だというのに、書いていたら悲しくなってきました。
でも、この年の誕生日、ブライアンはひとりで病室にいたかもしれませんが、孤独ではなかったと思います。
体調が悪かったにしろ、自分の知らないところで何が起こっていたにしろ、この時のブライアンは、自慢の彼女と気の合う仲間とのバカンスに心躍らせていたはずですから。
今日は誕生日のお祝いなので、この後に起こる衝撃的なことではなくて、この時のブライアンの無邪気な幸せな気持ちだけを考えて、その嬉しい気持ちだけで心をいっぱいにしたいと思います。
その時の、幸せな気持ちだけに、集中集中~(-_-)
深呼吸して、
もひとつ、集中~~~ッッ(-“-)
ふ~……。(_ _ )
というわけで、
ブライアン、お誕生日おめでとう~^▽^
安らかなところにいますように。
コメント
あ~、1回入力したのに、消えてしまった・・・
ってことでやり直し。
るか。さんの生け花の写真を見るたびに、
センスの良さにタメイキです。
私は、ホントにセンスが無く、
絵は3歳児以下、洋服のセンスもイマイチ、
生け花を習ったこともあるのですが、
あまりのひどさに挫折×××
センスって、努力で磨かれるものなんでしょうか?
やっぱり天性のもの?
玄関先にお花を生けられたら。
花壇もお花で一杯にしたい。
そう思うのに、頭に絵が浮かばないんですよね。
そこら辺が問題だとは思うのです。
花壇も、ただ植えてあるだけって感じです。
すみません、愚痴っぽいですね。
でも、本当に素敵で羨ましいのです。
全部打ち込んだ後に、一気に消えてしまう……、私もよくやります^^;
十六夜さんがセンスがないなんて、とても思えないです!
きっとご自分のセンスに気づいていないだけですよ~
(私のセンスがいいとも思えないですが^^;、誉めていただいて嬉しいです。ありがとうございます)
でも”生まれもったセンス”っていうのはあると思います。
そのことにセンスを持っている人が作るものは、荒削りでも何か魅力的だったりするし、磨けば磨くほど輝いてくるものだと思うし。
それほどセンスを持っていない人でも、長く続ければ技術的には向上すると思いますが。
だけど、皆それぞれ、何かしら光るものを持っているのだと思います。
十六夜さんも、輝くものを持っていらっしゃいますよ。絶対です☆